ミラーアレイプリズム

ミラーアレイプリズムは、複数の層で構成された応用型の光学プリズムです。
各層ごとに反射率や透過率を制御し、入射した光を均一に反射する特性を持っています。
この特性により、高精度ディスプレイ、ホログラフィック技術(VR/MR/AR)、精密な光学分析などの分野で使用されています。
以下に、当社の技術実績の一例をご紹介いたします。

技術・実績
プリズムロッド型のコンパクト構造
細長いロッド形状ながら、内部に高精度な光学層を複数組み込んだ構造で、省スペース設計に対応。
10層以上の積層構造による高度な光制御
層ごとに反射率・透過率・偏光特性を制御し、均一な光を安定して出射することが可能です。

1mmレベル幅に対応した精密加工技術
制約の多い設計条件下でも、寸法公差に配慮し安定した品質を確保。
偏光性能の均一化と角度依存性の低減
膜厚や光学特性を高精度に制御し、偏光の均一性を確保。レーザー光源を用いた条件下でも入射角の変化に対応し、安定したビーム制御が可能です。
コスト効率の高い構成
RGBを複数使用する構成ではコストが増大するため、光源を減らし、極小光合成プリズムと接合するなど、コンパクトでコスト効率に優れた光学システムを実現します。
分野 | 対応波長(目安) | 備考 |
---|---|---|
AR/VR | 450~650nm | 積層ミラー構造により、光を同一方向に整列・反射。 薄型・狭スペース対応。 |
対応範囲とカスタム提案について
OE技研では、材質・外形寸法・光学特性など、用途に応じた仕様に柔軟に対応しています。接合構造を含む各種設計にも対応可能で、試作・小ロットから量産まで、コスト効率に優れた高品質な製品をご提供いたします。設計段階からのご相談や仕様の検討も承っておりますので、構想段階からお気軽にお問い合わせください。 